高齢者に多い角質増殖型水虫

かゆみが出るのだけが水虫の症状とは言えません。特に角質増殖型は水虫になっているにも関わらず、気が付かれないままに悪化して行くケースが多いです。加齢で足をあまり使わない方や寝たきりでお風呂で洗う機会も減った方・代謝が悪い方ほど、なりやすく悪化しやすいので注意しましょう。厚みを増した角質には塗り薬が効きづらい場合もあり、でも加齢で腎機能が弱っていると内服薬を使えなくなっています。時間がかかっても塗り薬で地道に治していかねばならないこともあります。

その名の通り、皮膚の角質が増殖して厚みを増し硬くなる・それが角質増殖型です。足の裏全体に出来ますが、特にかかと部分に症状が出やすいです。厚みを増した足の裏は、カサカサで白っぽくなりまるで乾燥肌のようですが、特に湿気が多くなる夏場に症状が激しくなるのですからやはり白癬菌が原因であることは分かるでしょう。とはいえ、保湿クリームを塗って治そうとする方も多いです。
カサカサの皮膚は痒みが少なく自覚症状はありません。放っておくとときにひび割れることもあります。ふやけるタイプをイメージしていたりかゆみを想像しているのならば水虫とは気がつかないとしても皮膚の変化で異常を感知できたらよいもの、でも皮膚が厚みを増したりカサカサになったりというのは加齢で起こりやすい症状、なので年齢を重ねたのが原因と放置する方も多いでしょう。

実はふやけるのもカサカサになるのも免疫力が働いているから、そうして角質を落とすことでその中にある白癬菌も一緒に落としてしまおうとしているのです。ただし免疫力以上に白癬菌の勢力が強く、どんどんと広がっていくので自然治癒するようなことはありません。むしろ厄介なことに、そうして落ちた角質が水虫菌を広げる原因となっているのです。

特にお風呂の足拭きマットなどは危険ですが、普通にリビングなどにも感染者が家族にいる場合には落ちていることになります。こまめにお掃除して取り除いてやることです、感染者本人は靴下を履いて・更にスリッパも履くことですこしでも落とさないように注意してください。ただ靴下のみだと人の目には見えない隙間からどんどん落ちていきます。リビングで干からびた角質は決して高温多湿環境とは言えませんが、それでも生きぬけるだけのパワーが白癬菌にはあります。知らないままに踏んづけて24時間経つ頃には、自身の足でも繁殖を始めているはずです。高齢者に多いとはいえ若い患者もいないわけではなく、ストッキングの中はカサカサという女性もたくさんいます。普段は隠れているものの、そのカサカサの足は見た目も悪くサンダルを履いたりといったおしゃれが楽しめなくなってしまうでしょう。日頃から徹底したお掃除とマットなどの共有を避けることで予防に努め、もしも感染したら抗真菌薬を使って治療を行うことです。病院では塗り薬を処方されるはず、それを毎日塗り続けて菌の活動を止めるしかないのです。